专利摘要:
少なくとも1つの画像要素を備える物体(100)であって、少なくとも1つの少なくとも部分的に透明な基板(2)を含み、その少なくとも1つの表面が、少なくとも1つの材料(14’、14”)で充填される画像要素のパターンを形成する凹部を含み、基板の前記表面は、少なくとも1つの支持体ウエハ(20)の少なくとも1つの表面に直接ウエハボンディング(分子接着)によって接合され、基板および支持体ウエハは一体構造を形成する、物体(100)。
公开号:JP2011514264A
申请号:JP2010543507
申请日:2009-01-23
公开日:2011-05-06
发明作者:アラン−マルセル・レイ;アラン・スビエ;ジャン−フレデリック・クレール;ローラン・ヴァンドルー
申请人:コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ;
IPC主号:B44F1-06
专利说明:

[0001] 本発明は、例えば、マイクロメータおよび/またはナノメータの寸法を伴う、例えば、装飾、活字体文字、図、さらには、写真のような、画像要素、画像を含む、例えば、宝石、石、腕時計の類(例えば、腕時計のガラス、ダイヤルまたはケースボタン)、携帯電子機器(例えば、ウィンドウや表示画面)、または、あらゆる他の固体の媒体のような、塊状物体のような物体に関する。本発明はまた、そのような物体を作成するための方法に関する。]
[0002] 本発明は、様々な産業、文化または芸術の分野における応用を提供できる。腕時計産業では、とても頑健な画像、または、とても高い視覚的品質の半透明の装飾を製作するために、腕時計のガラスまたはケースボタンが、本発明に従って作成できる。]
[0003] 本発明はまた、宝石類の分野において、特に、マイクロメータおよび/またはナノメータの寸法を伴う装飾または文字を含む貴石を製作するために、適用でき、例えば、ペンダント、指輪またはイヤリングを作成するために使用できる。]
[0004] 本発明はまた、とても良好な耐久性(数千または数百万年)を伴って、小さい容量(例えば、厚さ2mm未満の表面積数cm2)内への大量の情報の蓄積を達成するために使用できる。]
背景技術

[0005] 例えば、物体へのフォトリソグラフィのような、マイクロテクノロジーの技術を適用することによって獲得されるマイクロメータの大きさを伴う装飾または画像を含む物体の作成が知られている。しかし、物体の表面上に作成されたこれらの装飾の耐久性および機械的頑健性は一般に貧弱である。]
[0006] 物体上に作成された画像を保護するための方法が、文献仏国特許出願公開第2 851 496号に説明される。この文献において、画像は、最初に透明な基板上にフォトリソグラフィによって作成される。次いで、基板は反転されて、そして、接着または圧着によって、所望の物体上に固定される。]
[0007] このような方法には、幾つかの欠点がある。実際に、物体上に基板を固定するために使用される接着剤の中には、限られた耐用期間を有する有機材料がある。したがって、それによって、製作される物体は限られた耐用期間を有する。一方で、これらの接着剤の光学特性は経時的に劣化し、それは基板上に作成された画像の視認性を変える。圧着は、物体への基板の堅固な機械的組み立てを可能にするが、達成される圧着は物体を破壊することなく分解できるため、物体およびその画像の良好な一体性を確保せず、それは、改ざん防止された画像を含む物体を作成することが要求されるか否かの問題を提起する。]
先行技術

[0008] 仏国特許出願公開第2 851 496号]
発明が解決しようとする課題

[0009] 本発明の目的は、先に説明されるような先行技術の欠点を有しない、1つまたは複数の画像要素を含む物体と、同様に、そのような物体を作成するための方法を提案することである。]
課題を解決するための手段

[0010] このために、本発明は、少なくとも1つの画像要素を備える物体であって、少なくとも1つの少なくとも部分的に透明な基板を含み、その少なくとも1つの表面が、少なくとも1つの材料で充填される画像要素のパターンを形成する凹部を含む、基板の前記表面は、少なくとも1つの支持体の少なくとも1つの表面にウエハボンディング(分子接着)によって固定され、基板および支持体は一体構造を形成する、物体を提案する。]
[0011] それによって、マイクロメータおよび/またはナノメータの寸法を有することができる、凹部内に配置される材料によって形成される画像要素が、物体の基板と支持体との間に達成されるウエハボンディングによる接合の手段によって、頑健で、耐久性があり、一体化された(物体を分解せずに取り外すことが不可能である)やり方で物体上に作成される。]
[0012] したがって、画像要素よって形成される画像または文字が、ウエハボンディングによって達成される接合の手段によって、2つの塊状の個体の構成要素、すなわち、1つの面上の基板と他方の面上の支持体との間に密封される。この密封は、特に、湿気またはあらゆる気体の拡散、または、液体化学製品(基板または支持体を破壊する恐れのある製品以外)に対する防壁を形成する。]
[0013] ウエハボンディングによる接合によって、物体の基板および支持体から、画像要素がその中に封入される一体構造を形成することが可能である。基板および支持体が同じ特性である場合、その結果、塊状の結晶が、例えば、支持体と基板との間のどのような接触面も伴わずに、結晶に埋め込まれた画像要素を伴って、再構築される。基板と支持体との間の接着力は、材料の凝集力より大きい。それによって、基板を取り外そうとするあらゆる試みは物体を壊すことになるだろう。]
[0014] 画像要素は、1つの面上の基板の全体の厚さ、および、他方の面上の支持体の全体の厚さによって、機械的に保護される。画像要素の破壊を可能にする前に、基板および/または支持体は、削り落されるか、または、一体に磨滅されなくてはならない。したがって、炭化ケイ素またはダイヤモンドによってのみ切削できる基板用に、例えば、サファイヤのような、とても硬い材料を選択することによって、この保護は最大化できる。]
[0015] 例えば、融解温度が約1,790℃に等しいサファイヤから成る基板および/または支持体、および、融解温度が約1,768℃に等しいプラチナから成る、凹部内に配置され、画像要素を形成する材料を選択することによって、熱侵害(例えば、火事)に対する高い抵抗力、したがって、優れた耐久性を有する物体が獲得される。]
[0016] 同じ特性の2つの材料の間で達成されるウエハボンディングによる接合によって、他の付加的材料の異なる熱膨張によって誘発される機械的疲労による、組立体の潜在的経年劣化のあらゆる危険性を防ぐことが可能である。]
[0017] さらに、ウエハボンディングによる接合によって、光学特性が経時的に安定した無機物材料を使用することが可能である。したがって、製作される構造は、時間による光学特性(特に、画像要素の可視性)のどのような劣化も被らない。]
[0018] 支持体が貴石または半貴石であり、基板が支持体と同じ材料から成る場合、それによって、特に、ウエハボンディングによる接合のために他の材料が使用されない場合、内部に作成される、すなわち、石に《埋め込まれた》画像要素を含む塊状の石を再形成することが可能である。]
[0019] さらに、この物体は、画像要素のパターンの密度と関係なく作成できる。]
[0020] 画像要素が凹部内に配置される金属材料から作成される場合、したがって、画像または文字が、貴重で、とても安定な材料、すなわち、腐食および経時的な劣化に対し無反応な材料で製作できる。]
[0021] さらに、貴石のような物体上に作成されるマイクロメータの寸法を伴うパターンは、裸眼には完全に不可視でありうる。したがって、物体の完全に慎重な追跡可能性を有することが可能であり、例えば、物体の偽物および盗難に対処する可能性を提供する。]
[0022] 凹部内に配置される材料は、例えば、金属のような、少なくとも1つの無機物材料から成り得、かつ/または、基板は、少なくとも1つの無定型材料、または、結晶材料から成りうる。]
[0023] 物体は、凹部内に、また、凹部内に配置される材料と基板との間に配置される接着材料をさらに含むことができる。]
[0024] 接着材料は、少なくとも1つの金属および/または金属窒化物および/または金属酸化物から成りうる。]
[0025] 物体は、凹部を含む基板の表面と支持体との間に配置される、少なくとも1つの第1の接着層、および/または、少なくとも1つの第2の接着層をさらに含むことができ、ウエハボンディングが、第1の接着層と支持体との間、または、第2の接着層と凹部を含む基板の表面との間、または、第1の接着層と第2の接着層との間に形成できる。]
[0026] ウエハボンディングによる接合の前に、基板上および/または支持体上に作成できる第1および/または第2の接着層によって、基板および/または支持体は、例えば、固体の無機物の類のような、どのような特性でもあり得、どのような材料からも成りうる。]
[0027] 第1の接着層および/または第2の接着層は、少なくとも1つの無機物材料から成りうる。]
[0028] 凹部内に配置される材料が金属から成る場合、前記材料は、凹部の面上に位置付けられる材料の一方の表面に対向する材料の他方の表面に前記金属および半導体から成る領域を含むことができる。例えば、前記領域は、ケイ化物から成りうる。そうして、凹部内に配置される材料との、接着層の接着は改善される。]
[0029] 基板は、少なくとも部分的に透明な薄い層を含むことができ、その表面が、凹部を含む基板の前記表面であり得、ウエハボンディングによって支持体に固定できる。]
[0030] ここで、および、明細書の残りの全部で、薄層によって、その厚さが約10μm未満である層が意味される。]
[0031] したがって、その上に画像要素が作成され、例えば、より厚い、すなわち、その厚さは、例えば、少なくとも1ミリメータに等しいか、または、約100μmより大きい、貴石のような支持体上に移転できる薄層が獲得できる。したがって、この場合において、薄層は、物体の総厚に相対的に、例えば、物体の総厚の1000分の1以下のような、最小の厚さを表す。]
[0032] 物体は、宝石、石、腕時計、電子機器またはデータ媒体でありうる。]
[0033] 本発明はまた、少なくとも1つの画像要素を備える物体を作成するための方法であって、少なくとも
a)画像要素のパターンに従って、少なくとも部分的に透明な基板の少なくとも1つの表面をエッチングして、前記表面上に凹部を形成する、ステップと、
b)少なくとも基板の表面に形成される凹部内に、少なくとも1つの材料を堆積するステップと、
c)ウエハボンディングよって、少なくとも1つの支持体の少なくとも1つの表面に、凹部を含む基板の表面を固定し、基板および支持体が一体構造を形成する、ステップと
を含む方法に関する。]
[0034] 堆積ステップb)は、凹部を含む基板の表面上、および、凹部内に、材料から成る層を堆積するためのステップと、基板の表面上での停止を伴い、凹部内に配置される前記層の材料部分だけを存在させる、材料から成る前記層の機械化学的研磨のためのステップとを適用することによって達成できる。]
[0035] 一代替実施形態において、堆積ステップb)は、スクリーン印刷によって凹部を充填するための、凹部内に配置される材料は金属を装荷するペーストまたはインクを含むことができる、ステップと、材料を乾燥するためのステップとを適用することによって達成できる。この場合において、本方法は、凹部内に配置される材料を乾燥するためのこのステップの後に、基板の表面の機械化学的研磨のためステップをさらに含むことができ、それによって、基板のこの表面は洗浄および処理できる。]
[0036] 本方法は、エッチングステップa)と、凹部内に材料を堆積するためのステップb)との間に、接着材料が部分的に凹部を充填し、次いで、他の材料がステップb)の間に接着材料上に堆積できるように、凹部内に接着材料を堆積するためのステップをさらに含むことができる。]
[0037] 接着材料を堆積するためのステップは、凹部を含む基板の表面上、および、凹部内に、接着材料から成る層を堆積するためのステップを適用することによって獲得でき、堆積ステップb)は、接着材料から成る層上に、他の材料から成る層を堆積するためのステップと、基板の表面上での停止を伴い、凹部内に配置される前記層の材料部分だけを存在させる、接着材料および他の材料から成る前記層の機械化学的研磨のためのステップとを適用することによって達成できる。]
[0038] 本方法は、堆積ステップb)と固定ステップc)との間に、凹部を含む基板の表面上に、接着層を堆積し、それは、また、凹部内に配置される材料を被覆できるステップをさらに含むことができ、固定ステップc)は、前記接着層と支持体との間のウエハボンディングによる接合を適用することによって達成できる。]
[0039] この場合において、本方法は、凹部を含む基板の表面上に、接着層を堆積するためのステップと固定ステップc)との間に、凹部を含む基板の表面上に堆積される接着層の機械化学的研磨のためのステップをさらに含むことができる。]
[0040] 一代替実施形態において、本方法は、固定ステップc)の前に、支持体の表面上に接着層を堆積するためのステップをさらに含むことができ、固定ステップc)は、接着層と、凹部を含む基板の表面との間のウエハボンディングによる接合を適用するによって達成できる。]
[0041] 他の一代替実施形態において、本方法は、
堆積ステップb)と固定ステップc)との間の、凹部を含む基板の表面上に、第1の接着層を堆積し、それは、また、凹部内に配置される材料を被覆できる、ステップと、
固定ステップc)の前の、支持体の表面上に、第2の接着層を堆積するためのステップと、
をさらに含み、
固定ステップc)は、両方の接着層の間のウエハボンディングによる接合を適用することによって達成できる。]
[0042] 本方法は、ステップb)において堆積される材料が金属から成る場合、堆積ステップb)と、接着層を堆積するためのステップとの間に、凹部の面上に位置付けられる材料の一方の表面に対向する材料の他方の表面に前記金属および半導体から成る領域を形成するためのステップをさらに含むことができる。]
[0043] この場合において、前記領域を形成するためのステップは、凹部内に堆積される材料をシリコン処理するためのステップを適用することによって達成できる。]
[0044] 本方法は、支持体の表面上に接着層を堆積するためのステップと、固定ステップc)との間に、支持体上に堆積される接着層の機械化学的研磨のためのステップをさらに含むことができる。]
[0045] 基板の表面をエッチングするためのステップa)は、基板の表面でのマスキング、リソグラフィックおよびエッチングのステップ、または、基板の表面での直接的な少なくとも1つのレーザアブレーションのステップを適用することによって達成できる。]
[0046] 本方法は、エッチングステップa)の前に、塊状の基板上に少なくとも部分的に透明な薄い層を作成し、少なくとも部分的に透明な基板を形成できるステップと、薄層と塊状の基板との間に、破壊接触面を作成するためのステップと、をさらに含むことができ、エッチングステップa)において形成される凹部は、薄層の表面に作成でき、本方法は、固定ステップc)の後に、破壊接触面での薄層と塊状の基板との間の破壊ステップをさらに含むことができ、一体構造は、薄層および支持体によって形成できる。]
[0047] したがって、画像要素のパターンを含む、例えば、約10μm未満または約1μm未満の厚さを伴う薄いまたはとても薄い膜を取り扱うこと、および、例えば、貴石または半貴石の塊状の支持体上にそれらを接合することが可能である。それによって、物体のどのような物理的または幾何学的改良もせずに、画像は作成される。]
[0048] 薄層は、塊状の基板上に、例えば、PECVD(プラズマ強化化学的気相成長法)、MOCVD(有機金属気相成長法)またはALCVD(原子層化学的気相成長法)のようなCVD(化学気相成長法)、または、PVD(物理気相成長法、すなわち、蒸着または陰極スパッタリング)によって作成でき、かつ/または、破壊接触面は、イオン注入によって作成できる。]
[0049] 一代替実施形態において、本方法は、エッチングステップa)の前に、基板に破壊接触面を作成するためのステップをさらに含むことができ、基板の第1の部分は、少なくとも部分的に透明な薄い層を形成することができ、基板の第2の部分は、塊状の基板を形成することができ、破壊接触面は、基板の両方の部分の間に配置でき、エッチングステップa)において形成される凹部は、薄層の表面に作成でき、本発明は、固定ステップc)の後に、破壊接触面での薄層と塊状の基板との間の破壊ステップをさらに含むことができ、一体構造は、薄層および支持体よって形成できる。]
[0050] 本方法は、固定ステップc)の後に、ウエハボンディングを強化できる、物体の熱処理のためのステップをさらに含むことができる。]
[0051] 添付の図面を参照して、全くの指標として与えられ、決して限定として与えられていない例示的実施形態の説明を読むことで、本発明はより良く理解されるだろう。]
図面の簡単な説明

[0052] 本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第1の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。
本発明の第2の実施形態による画像要素を備える物体を作成するための方法のステップを例示する図である。]
実施例

[0053] これ以降に説明される異なる図の同一、同様または同等の部分は、1つの図から他の図に移ることを容易にするため、同じ符号を持つ。]
[0054] 図をより分かりやすくするために、図に示される異なる部分は必ずしも統一した縮尺によって示されない。]
[0055] 異なる可能性(代替実施形態)は、相互に排除されるものではないと理解されるべきであり、相互に組み合されうる。]
[0056] 例えば、宝石、腕時計、電子機器または、さらに情報保存する媒体のような塊状物体のような、支持体20上に転写される画像要素を含む物体100を作成するための方法が図1A〜1Iと関連して説明されるだろう。第1の実施形態において、物体100は情報を保管するための媒体またはデータ媒体であり、その画像要素は保管することを望むデータである。] 図1A 図1B 図1C 図1D 図1E 図1F 図1G 図1H 図1I
[0057] 図1Aに例示されるように、マスク4は、そのパターンが、作成されることとなる画像要素のそれに対応し、最初に、例えば、ガラスのような無定型材料、または、サファイヤまたはダイヤモンドのような結晶材料から成る、透明または少なくとも部分的に透明な基板2の1つの表面上に作成される。このために、感光性樹脂層が、例えば、基板2上に堆積される。そして、1つまたは複数のリソグラフィおよびエッチングのステップが、マスク4を形成するために適用される。したがって、本明細書に説明される例示的実施形態において、マスク4は、基板2上に堆積される感光性樹脂層の残存部分によって形成される。したがって、感光性樹脂層は、エッチングマスク4を形成するために、直接使用される。本明細書に説明される例示において、感光性樹脂は陰画であり、画像要素のパターンは、マスク4の部分によって形成される。しかし、陽画の感光性樹脂を使用することも可能である。基板2の厚さは、例えば、数百マイクロメータに等しいか、または、約100μmと1mmと間に含まれる。支持体20の(図1G〜1Iに例示される)厚さは、特に、基板2の厚さより大きいか、または、それに等しくてよい。] 図1A 図1G 図1H 図1I
[0058] 図1Bに例示されるように、基板2の表面は、その上にマスク4が作成され、そして、等方性または異方性または乾式の化学手法(プラズマモード、反応性イオンエッチング、または、イオン加工)によってエッチングされ、凹部6を形成し、そのパターンが画像要素のそれに適合する。そして、エッチングマスク4は除去される。したがって、画像要素のパターンは、基板2上に転写される。] 図1B
[0059] 一代替実施形態において、マスク4は、例えば、(例えば、二酸化ケイ素から成る)無機物の類の、または、金属から成る層に形成でき、最初に基板2上に堆積されて、そして、その上に感光性樹脂から成る層が堆積される。そして、画像要素のパターンは、リソグラフィおよびエッチングよって樹脂層に形成される。そして、このパターンは、無機物または金属層にエッチングによって転写される。最後に、樹脂層の残存部分がエッチングによって、除去される。マスク4は、この場合、無機物層または金属層の残存部分によって形成される。この代替的形態は、特に、樹脂から成るマスクを損傷する恐れのある、基板2をエッチングするために使用されるエッチング剤(例えば、王水)に対して、耐性のあるエッチングマスクを作成するために使用できる。マスクのどちらの代替実施形態を選択するかは、エッチングされることとなる材料(基板2の材料)による。]
[0060] 他の一代替的方法において、どのようなエッチングマスクも使用しないことが可能である。この場合において、画像要素のパターンは、例えば、フェムト秒レーザによるレーザアブレーションによって直接基板2上に転写される。]
[0061] 基板2の事前にエッチングされる表面上に、同様に事前に作成される凹部6内に、接着層12の堆積が作成される。そして、層14が接着層12上に堆積される(図1C参照)。層12および14は、例えば、PVDの類の蒸着によって獲得される。この第1の実施形態において、層14は、例えば、金、プラチナ、タングステン、チタン、金属酸化物などの金属から成る。一般に、層14はまた、少なくとも1つの無機物材料から成りうる。この材料は、特に、光に対して不透明でありうる。この層14の厚さは、例えば、約50nmと100nmとの間に含まれる。層14の厚さは、特に、選択される厚さが、層14の一定の不透明性を獲得するために充分であるように、層14を形成する材料の特性によって選択できる。さらに、層12および14の厚さの合計は、ここで、基板2に作成される凹部6の深さより大きい。] 図1C
[0062] そのようにして、製作したい画像要素が凹部6に配置される層12および14の部分よって形成されるならば、層14の材料の不透明性が、作成される画像要素を視覚的に目立つことができるようにして、画像要素は、物体100上で基板2を通して可視になるだろう。接着層12は、例えば、チタン、窒化チタン、酸化チタン、または、層14と基板2との間に良好な接着が獲得できる、あらゆる他の材料から成る。接着層12の特性は、特に、基板2および層14の特性によって選択できる。この接着層12の厚さは、例えば、約1nmと10nmとの間に含まれ得る。]
[0063] そして、図1Dに例示されるように、層12および14が堆積されている基板2の表面上での停止を伴って、層14および接着層12の機械化学的研磨が実施される。そのようにして、基板2にすでに作成された凹部に配置される接着層12の部分12’、12”、および、層14の部分14’、14”は維持される。したがって、これらの残存部分12’、12”および14’、14”は、作成することを望む画像要素のパターンを形成する。] 図1D
[0064] 一代替実施形態において、基板2上にどのような接着層12も事前に堆積することなく、層14は、基板2上、および、基板2に形成される凹部6内に堆積できる。堆積される層14の厚さは、この場合において、凹部6の深さより大きくてよい。そして、先に説明されるように、堆積される層14の機械化学的研磨は、凹部6に堆積される部分14’、14”だけを保持するために実施される(図1E)。この代替実施形態において、層14は、金属を装荷するインクまたはペーストから成り得、スクリーン印刷によって基板2の凹部6上に直接堆積できる。そして、堆積されるインクまたはペーストは、機械化学的研磨を実施する前に乾燥される。] 図1E
[0065] 例えば、フォトリソグラフィおよびエッチングによって、基板2に少なくとも1つの孔、および/または、凹部6を含む基板2の表面の部分14’、14”を作成することも可能である。そして、1つまたは複数の微小物体は、この孔またはこれらの孔内に配置できる。]
[0066] そして、図1Fにおいて、接着層18は、例えば、CVDまたはPVDによって、凹部内に堆積される部分12’、12”、14’、14”を含む基板2の表面上に堆積される。この接着層18は、例えば、二酸化ケイ素または窒化ケイ素のような無機物材料から成る。この接着層18の材料は、特に、支持体20とのウエハボンディングによる接合を、次いで達成できるように選択される。この接着層18は、層14の残存部分14’、14”よって形成されるパターンの保護を確保することも意図されている。] 図1F
[0067] 層14の残存部分14’、14”が金属から成る場合、接着層18を堆積するのに先立って、これらの残存部分14’、14”内に、層14の金属系および半導体系の領域を形成することが可能である。この領域は、残存部分14’、14”を、例えば、シリコン処理することによって形成できる。このシリコン処理は、例えば、約200℃と450℃との間に含まれ、好ましくは、約300℃に等しい温度のような制御された雰囲気下でのシラン(SiH4、または、さらに一般的にはSinH2n+2の類の任意の気体)の分解によって獲得される。それによって分解される気体は、部分14’、14”の表面の金属および半導体から成る領域を形成するために、部分14’、14”の金属と反応する。例えば、部分14’、14”がPtから成る場合、シリコン処理の後に獲得される領域は、その後、PtSiから成る。部分14’、14”の表面に形成されるこの領域は、ケイ素以外の半導体から成ることも可能である。]
[0068] このようなシリコン処理を達成することによって、または、さらに一般的には、残存部分14’および14”の表面における、金属および半導体から成る領域の存在によって、接着層18のこれらの部分14’および14”上への接着が改善される。このシリコン処理がその位置で適用できることが好ましい。すなわち、このシリコン処理が金属および半導体領域を作成するためのステップと、接着層18の堆積との間に、他のステップを適用することなく、接着層18の堆積を達成するために使用される1つの装置内で実施でき、それによって、シリコン処理された領域は外部雰囲気に露出されず、そのため、この領域の接着層18に対する、より良好な接着特性が維持できる。]
[0069] 一代替実施形態において、最初に、残存部分14’、14”を含む基板2の表面への反射防止層および/または他の層の堆積を達成し、次に、この反射防止層および/または他の層上に接着層18を堆積することも可能である。]
[0070] 接着層18は、例えば、約100nmと1μmとの間に含まれる厚さを有することができる。]
[0071] 接着層18の表面処理、例えば、接着層18の上側表面に確認できる基板2の可能性のある粗さが除去できる機械化学的研磨を行うことが可能である。したがって、この研磨によって、平らな表面を獲得することができる。]
[0072] それによって、組立体16が、ここで、物体100の支持体20上に転写することを望む画像要素のパターンを含む基板2、層14の残存部分14’、14”、接着層12の残存部分12’、12”、および、接着層18によって形成されて、獲得できる。]
[0073] 組立体16の作成に並行して、支持体20は、組立体16の移転を装着するために準備できる。]
[0074] このために、図1Gに例示されるように、接着層22が、組立体16を装着することを意図された支持体の表面上への、例えば、CVDまたはPVDの類の堆積を介して、堆積される。この接着層22は、二酸化ケイ素または窒化ケイ素のような、および/または、接着層18の特性に類似した特性の無機物材料から成りうる。接着層22の材料は、特に、組立体16、および、さらに詳細には、接着層18とのウエハボンディングによる接合を、次いで達成できるように選択される。本方法の後の続くステップの間、支持体20の機械的保護を達成するために、支持体20の他方の表面を接着層22の材料で被覆することも可能である。] 図1G
[0075] そして、例えば、接着層22の外面22’の機械化学的研磨のような、接着層22の表面処理が実施され、それによって、接着層22の表面22’に確認できる支持体20の可能性のある粗さが除去でき、それによって平らな外面が獲得できる(図1H)。] 図1H
[0076] 最後に、図1Iに例示されるように、画像要素を含む組立体16、または、組立体16の部分は、ウエハボンディングによる接合を達成することによって、どのような材料も供給することなく、支持体20上に移転される。本明細書に説明される実施形態において、ウエハボンディングによる接合は、ここで、同じ材料から成る接着層22と接着層18との間に達成される。ウエハボンディングによる接合は、接着層18および22の両方の平らな表面の間に達成される。支持体20が、接着層18とのウエハボンディングによる接合を達成できる材料から成る場合、接着層22は省略できる。また、支持体20と、残存部分14’、14”、ならびに、可能性として部分12’および12”を含む基板2の表面との間に、これらの材料の特性および表面の粗さが許容する場合、直接、ウエハボンディングによる接合を達成することも可能である。ウエハボンディングによって接合される表面の粗さは、特に、約1nmまたは0.5nm未満でありうる。] 図1I
[0077] そして、物体(支持体+移転される組立体)の熱処理のためのステップは、達成されたウエハボンディングの強化を可能にして、実行できる。この熱処理は、特に、約250℃と1,200℃との間に含まれる温度で実施される焼きなましでありうる。好都合なことに、この焼きなましは、ウエハボンディングの接触面で、可能な限り最も良好な(少なくとも塊状の材料のそれに等しい)頑健性を獲得するために、約850℃より高い温度で実施できる。]
[0078] 基板2を通して可視な部分12’、12”、14’、14”によって形成され、それによって形成される一体構造に埋め込まれる画像要素を含む物体100は、それによって獲得される。]
[0079] 支持体20、例えば、宝石、腕時計、電子機器、または、さらには情報を維持するための媒体のような塊状物体上に作成される画像要素を含む物体200を作成するための方法が、図2A〜2Iと関連して、説明されるだろう。この第2の実施形態において、物体200は宝石であり、その画像要素は、ここでは、例えば、ダイヤモンドのような貴石である支持体20と同じ特性である薄層上に作成される。] 図2A 図2B 図2C 図2D 図2E 図2F 図2G 図2H 図2I
[0080] 図2Aに例示されるように、塊状の基板上に形成される、薄い、例えば、透明なまたは少なくとも部分的に透明な、層3を含む基板2が作成される。この薄層3は、例えば、約1μm未満の厚さを有し、無定型材料、または、例えば、ダイヤモンド、サファイヤの類、または、さらに一般的には、貴石または半貴石の類のような結晶材料から成る。薄層3は、例えば、CVDまたはPVDの類の堆積によって塊状の基板1上に獲得される。塊状の基板1は、例えば、ケイ素、または、薄層3を装着できる、例えば、結晶材料のようなあらゆる他の材料から成りうる。そして、破壊接触面5は、薄層3と塊状の基板1との間の接触面に、例えば、イオン注入によって、作成される。支持体20の厚さ(図2F〜2Iに例示される)は、特に、約100μmより大きいか、または、それに等しくてよい。] 図2A 図2F 図2G 図2H 図2I
[0081] 一代替実施形態において、基板2は、例えば、結晶材料のような、材料内へのイオン注入による、薄層3を形成する材料の第1の部分と、塊状の基板1を形成する材料の第2の部分との境界を画定する破壊領域5を形成する、特定の処理を実施することによって獲得できる。]
[0082] そして、図2Bにおいて、先に説明される第1の実施形態と同様に、マスク4が、薄層3上に堆積される感光性樹脂層、および、1つまたは複数のリソグラフィックまたはエッチングのステップによって、薄層3の表面上に作成され、そのパターンは、作成されることとなる画像要素のそれに対応する。] 図2B
[0083] 薄層3の表面は、その上にマスク4が作成され、そして、凹部を形成する等方性または異方性または乾式の化学手法(プラズマモード、反応性イオンエッチング、または、イオン加工)によってエッチングされ、そのパターンは画像要素のそれに適合する。そして、エッチングマスク4は除去される。したがって、画像要素のパターンは、薄層3上に転写される。]
[0084] 一代替実施形態において、マスク4は、第1の実施形態の一代替実施形態と関連して、先に説明されるように、無機物の類の、または、金属から成る層に形成できる。他の一代替実施形態において、どのようなエッチングマスクも使用せず、レーザアブレーションによって、画像要素のパターンを製作することも可能である。]
[0085] 次に、第1の実施形態のために上記に説明されるように、接着層12および層14の堆積が実施される(図2Cを参照)。] 図2C
[0086] そして、図2Dに例示されるように、層12および14が堆積されている薄層3の表面上での停止を伴って、層14および接着層12の機械化学的研磨が実施される。それによって、薄層3内に前もって作成される凹部内に配置される、接着層12の部分12’、12”および層14の部分14’、14”は維持される。したがって、これらの残存部分、12’、12”および14’、14”は、作成することを望む画像要素のパターンを形成する。そして、薄層3のこの表面は処理できる。] 図2D
[0087] 第1の実施形態と関連して説明される一代替実施形態におけるように、層14は、事前にどのような接着層12も薄層3上に堆積することなく、薄層3上に、および、薄層3内に形成される凹部6内に堆積できる。堆積される層14の厚さは、この場合、凹部6の深さより大きくてよい。そして、先に説明されるように、堆積される層14の機械化学的研磨は、凹部6内に堆積される部分14’、14”だけを維持するために実施される。]
[0088] そして、例えば、第1の実施形態と関連して先に説明されるものと類似の接着層18が、凹部内に堆積される部分12’、12”、14’、14”を含む薄層3の表面上に、例えば、CVDまたはPVDによって堆積される(図2E)。] 図2E
[0089] 第1の実施形態でのように、接着層18の堆積に先立って、部分14’および14”が金属から成る場合に、これらの部分14’、14”上への接着層18の接着を改善するために、例えば、金属、および、ケイ化物から成る半導体から成る領域の外面部分14’および14”を、形成することが可能である。]
[0090] 残存部分14’、14”を含む薄層3の表面上への反射防止層および/または他の層の堆積を、最初に、実施すること、および、次いで、反射防止層および/または他の層上に接着層18を堆積することも可能である。]
[0091] それによって、組立体16は獲得され、ここでは、塊状の基板1および薄層3で形成される基板2、層14の残存部分14’、14”、接着層12の残存部分12’、12”、および、接着層18によって、物体200の支持体20上に転写することを望む画像要素のパターンを含んで、形成される。]
[0092] 組立体16の作成に並行して、組立体16の移転を装着するために、支持体20は準備できる。]
[0093] このために、図2Fに例示されるように、例えば、第1の実施形態と関連して先に説明されるものと類似の接着層22が、例えば、CVDまたはPVDの類の堆積によって、組立体16を装着することを意図された支持体20の表面上に堆積される。本方法の後の続くステップの間、支持体20の機械的保護を達成するために、接着層22の材料で支持体20の他方の表面を被覆することも可能である。] 図2F
[0094] そして、例えば、接着層22の表面22’の機械化学的研磨のような、接着層22の表面処理が実施され、それによって、接着層22の表面22’に位置しうる支持体20の可能性のある粗さが除去できる(図2G)。] 図2G
[0095] 図2Hに例示されるように、組立体16、または、組立体16の部分は、画像要素を含んで、ウエハボンディングによる接合を達成することによって、どのような材料も供給することなく、支持体20上に移転される。本明細書に説明される第2の実施形態において、ウエハボンディングによる接合は、ここで、同じ材料から成る接着層22と接着層18との間に実施される。支持体20が、接着層18とのウエハボンディングによる接合を達成できる材料から成る場合、接着層22は省略できる。さらに、支持体20と、残存部分14’、14”、および、可能性として部分12’および12”を含む薄層3の表面との間で、直接、ウエハボンディングによる接合を達成することも、これらの材料の特性および表面の粗さが許容する場合、可能である。ウエハボンディングによって接合される表面の粗さは、特に、約1nmまたは0.5nm未満でありうる。] 図2H
[0096] そして、物体(支持体+付加される組立体)の熱処理のためのステップは実施でき、それによって、達成されたウエハボンディングは強化でき、塊状の基板1と薄層3との間の破壊が、破壊接触面5に沿って達成できる。この熱処理は、特に、約250℃と1,200℃との間に含まれる温度で実施される焼きなましでありうる。]
[0097] それによって、物体200は、薄層3を通して可視な部分12’、12”、14’、14”によって形成され、それによって形成される一体構造内に埋め込まれた画像要素を含んで、獲得される。]
[0098] 最後に、薄層3の機械化学的研磨を実施することが可能であり、それによって、光学特性、すなわち、画像要素の可視性が改善できる。]
[0099] 1 塊状の基板
2 基板
3薄層
5破壊接触面
6 凹部
12接着材料、層
12’ 接着材料
12” 接着材料
14 材料、層
14’ 材料
14” 材料
18 第1の接着層
20支持体
22 第2の接着層
100物体
200 物体]
权利要求:

請求項1
少なくとも1つの画像要素を備える物体(100、200)であって、少なくとも1つの少なくとも部分的に透明な基板(2)を含み、その少なくとも1つの表面が、少なくとも1つの材料(14、14’、14”)で充填される前記画像要素のパターンを形成する凹部(6)を備えており、前記基板(2)の前記表面は、少なくとも1つの支持体(20)の少なくとも1つの表面にウエハボンディングによって固定され、前記基板(2)および前記支持体(20)は一体構造を形成している、物体(100、200)。
請求項2
前記凹部(6)内に配置される前記材料(14、14’、14”)は、少なくとも1つの無機物材料から成り、および/または、前記基板(2)は、少なくとも1つのアモルファス材料、または、結晶材料から成る、請求項1に記載の物体(100、200)。
請求項3
前記凹部(6)内、または、前記凹部(6)内に配置される前記材料(14、14’、14”)と前記基板(2)との間に配置される接着材料(12、12’、12”)をさらに含む、請求項1または2に記載の物体(100、200)。
請求項4
前記接着材料(12、12’、12”)は、少なくとも1つの金属および/または金属窒化物および/または金属酸化物から成る、請求項3に記載の物体(100、200)。
請求項5
前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面と、前記支持体(20)との間に配置される、少なくとも1つの第1の接着層(18)、および/または、少なくとも1つの第2の接着層(22)をさらに含み、ウエハボンディングが、前記第1の接着層(18)と前記支持体(20)との間、または、前記第2の接着層(22)と、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面との間、または、前記第1の接着層(18)と前記第2の接着層(22)との間に形成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の物体(100、200)。
請求項6
前記第1の接着層(18)および/または前記第2の接着層(22)は、少なくとも1つの無機物材料から成る、請求項5に記載の物体(100、200)。
請求項7
前記凹部(6)内に配置される前記材料(14、14’、14”)が金属から成る場合、前記材料(14、14’、14”)は、前記凹部(6)の前記面上に位置付けられる前記材料(14、14’、14”)の一方の表面に対向する前記材料(14、14’、14”)の他方の表面に前記金属および半導体から成る領域を含む、請求項5または6に記載の物体(100、200)。
請求項8
前記領域はケイ化物から成る、請求項7に記載の物体(100、200)。
請求項9
前記基板(2)は、少なくとも部分的に透明な薄い層(3)を含み、その1つの表面が、前記凹部を含む前記基板(2)の前記表面であり、ウエハボンディングによって前記支持体(20)に固定される、請求項1から8のいずれか一項に記載の物体(200)。
請求項10
前記物体(100、200)は、宝石、石、腕時計、電子機器またはデータ媒体である、請求項1から9のいずれか一項に記載の物体(100、200)。
請求項11
少なくとも1つの画像要素を備える物体(100、200)を作成するための方法であって、少なくともa)前記画像要素のパターンに従って、少なくとも部分的に透明な基板(2)の少なくとも1つの表面をエッチングして、前記表面上に凹部(6)を形成するステップと、b)少なくとも前記基板(2)の前記表面に形成される前記凹部(6)内に、少なくとも1つの材料(14、14’、14”)を堆積するステップと、c)ウエハボンディングよって、少なくとも1つの支持体(20)の少なくとも1つの表面に、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面を固定し、前記基板(2)および前記支持体(20)が一体構造を形成するステップとを含む方法。
請求項12
前記堆積ステップb)は、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上、および、前記凹部(6)内に、前記材料から成る層(14)を堆積するためのステップと、前記基板(2)の前記表面上での停止を伴い、前記凹部(6)内に配置される前記層(14)の材料部分(14’、14”)だけを存在させる、前記材料から成る前記層(14)の機械化学的研磨のためのステップとを適用することによって獲得される、請求項11に記載の方法。
請求項13
前記堆積ステップb)は、スクリーン印刷によって凹部(6)を充填するためのステップであって、前記凹部(6)内に配置される前記材料(14’、14”)は金属を装荷するインクまたはペーストを含んでいるステップと、前記材料(14’、14”)を乾燥するためのステップと、を適用することによって獲得される、請求項11に記載の方法。
請求項14
前記凹部(6)内に配置される前記材料(14’、14”)を乾燥するための前記ステップの後に、前記基板(2)の前記表面の機械化学的研磨のためステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
請求項15
前記エッチングステップa)と、前記凹部(6)内に前記材料(14、14’、14”)を堆積するための前記ステップb)との間に、接着材料(12、12’、12”)が部分的に前記凹部(6)を充填し、次いで、前記他の材料(14、14’、14”)がステップb)の間に前記接着材料(12、12’、12”)上に堆積されるように、前記凹部(6)内に前記接着材料(12、12’、12”)を堆積するためのステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
請求項16
前記接着材料(12、12’、12”)を堆積するための前記ステップは、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上、および、前記凹部(6)内に、前記接着材料から成る層(12)を堆積するためのステップを適用することによって獲得され、前記堆積ステップb)は、前記接着材料から成る前記層(12)上に、前記他の材料から成る層(14)を堆積するためのステップと、前記基板(2)の前記表面上での停止を伴い、前記凹部(6)内に配置される前記層(12、14)の材料部分(12’、12”、14’、14”)だけを存在させる、前記接着材料および前記他の材料から成る前記層(12、14)の機械化学的研磨のためのステップと、を適用することによって獲得される、請求項15に記載の方法。
請求項17
前記堆積ステップb)と前記固定ステップc)との間に、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上に、接着層(18)を堆積し、また、前記凹部(6)内に配置される前記材料(12、12”、14’、14”)を被覆するためのステップをさらに含み、前記固定ステップc)は、前記接着層(18)と前記支持体(20)との間のウエハボンディングによる接合を適用することによって獲得される、請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
請求項18
前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上に、前記接着層(18)を堆積するための前記ステップと前記固定ステップc)との間に、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上に堆積される前記接着層(18)の機械化学的研磨のためのステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
請求項19
前記固定ステップc)の前に、前記支持体(20)の前記表面上に接着層(22)を堆積するためのステップをさらに含み、前記固定ステップc)は、前記接着層(22)と、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面との間のウエハボンディングによる接合を適用するによって獲得される、請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
請求項20
前記堆積ステップb)と前記固定ステップc)との間に、前記凹部(6)を含む前記基板(2)の前記表面上に、第1の接着層(18)を堆積し、また、前記凹部(6)内に配置される前記材料(12’、12”、14’、14”)を被覆するためのステップと、前記固定ステップc)の前に、前記支持体(20)の前記表面上に、第2の接着層(22)を堆積するためのステップと、をさらに含み、前記固定ステップc)は、両方の接着層(18、22)の間のウエハボンディングによる接合を適用することによって獲得される、請求項11から16のいずれか一項に記載の方法。
請求項21
ステップb)において堆積される前記材料(14、14’、14”)が金属から成る場合、前記堆積ステップb)と、前記接着層(18)を堆積するための前記ステップとの間に、前記凹部(6)の前記面上に位置付けられる前記材料(14、14’、14”)の一方の表面に対向する前記材料(14、14’、14”)の他方の表面に前記金属および半導体から成る領域を形成するためのステップをさらに含む、請求項17、18および20のいずれか一項に記載の方法。
請求項22
前記領域を形成するための前記ステップは、前記凹部(6)内に堆積される前記材料(14、14’、14”)をシリコン処理するためのステップを適用することによって獲得される、請求項21に記載の方法。
請求項23
前記支持体(20)の前記表面上に前記接着層(22)を堆積するための前記ステップと、前記固定ステップc)との間に、前記支持体(20)上に堆積される前記接着層(22)の機械化学的研磨のためのステップをさらに含む、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
請求項24
前記基板(2)の前記表面をエッチングするための前記ステップa)は、前記基板(2)の前記表面でのマスキング、リソグラフィックおよびエッチングのステップ、または、前記基板(2)の前記表面での直接的な少なくとも1つのレーザアブレーションのステップを適用することによって獲得される請求項11から23のいずれか一項に記載の方法。
請求項25
前記エッチングステップa)の前に、塊状の基板(1)上に少なくとも部分的に透明な薄い層(3)を作成し、前記少なくとも部分的に透明な基板(2)を形成するためのステップと、前記薄層(3)と前記塊状の基板(1)との間に、破壊接触面(5)を作成するためのステップと、をさらに含み、前記エッチングステップa)において形成される前記凹部は、前記薄層(3)の表面に作成され、前記固定ステップc)の後に、前記破壊接触面(5)での前記薄層(3)と前記塊状の基板(1)との間の破壊ステップをさらに含み、前記一体構造は、前記薄層(3)および前記支持体(20)によって形成される、請求項11から24のいずれか一項に記載の方法。
請求項26
前記薄層(3)は、前記塊状の基板(1)上に、CVDまたはPVD堆積によって作成され、および/または、前記破壊接触面(5)は、イオン注入によって達成される、請求項25に記載の方法。
請求項27
前記エッチングステップa)の前に、前記基板(2)に破壊接触面(5)を作成するためのステップをさらに含み、前記基板(2)の第1の部分は、少なくとも部分的に透明な薄い層(3)を形成し、前記基板(2)の第2の部分は、塊状の基板(1)を形成し、前記破壊接触面(5)は、前記基板(2)の両方の部分の間に配置され、前記エッチングステップa)において形成される前記凹部は、前記薄層(3)の表面に作成され、前記固定ステップc)の後に、前記破壊接触面(5)での前記薄層(3)と前記塊状の基板(1)との間の破壊ステップをさらに含み、前記一体構造は、前記薄層(3)および前記支持体(20)よって形成される、請求項11から24のいずれか一項に記載の方法。
請求項28
前記固定ステップc)の後に、ウエハボンディングを強化する、前記物体(100、200)の熱処理のためのステップをさらに含む、請求項11から27のいずれか一項に記載の方法。
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